
小川屋旅館の細い道から石段をのぼるとすぐに見えるのが「御前湯」。
レンガづくりのその外観は、大正浪漫を彷彿とさせるレトロなレンガづくり。歴史を感じつつ中に入ると、そこには昔懐かしい番台があり、昔のように湯銭を払う。
湯に入れば、中央の丸い石からこんこんと天然の温泉水が湧き出ている有福ではもっとも有名な外湯です。
小川屋旅館から少し下ったところ、温泉街の真ん中に位置するのが「さつき湯」です。
木造の外観は鄙びた温泉街にとけこんでいます。明治33年村民を対象とした浴場として露天風呂「ただ湯」が開設されましたが、昭和3年に俗称「かじや湯」として新築。
平成3年に改築され現在に至ります。そのため、比較的あたらしく、シャワーも完備されています。
熱めのお湯がこんこんと湧き出てあふれ出す正真正銘の源泉かけながしの温泉です。
小川屋旅館の前をそのまま奥へすすむと有福温泉名物「善太郎餅」本店があります。
その手前に位置するのが「やよい湯」。
大正3年木造2階建ての浴場「やよい湯」を新築、俗称「新湯」として親しまれました。その後昭和12年火災にあい、平屋に建て替えられました。平成12年には老朽化により内外装とも一部リニューアルされました。
お湯はちょっとぬるめ、浴槽は少し狭いですが落ち着いて入浴ができます。
三階旅館を左手に見て御前湯へと続く石段は、浴衣がけに下駄ばきといった温泉地ならではの正装をして、歩いていただきたい石段です。
すぐ脇には湯が流れ、雨降りの石段の表情は、それだけで旅の期待値をあげてくれます。
善太郎餅は江戸時代の「妙好人善太郎翁」にあやかって作られました。
ヨモギ入りのお餅の中には小豆のつぶあんがたっぷり入っています。
売り場の他に喫茶コーナーがあり、1個80円の善太郎餅をいただくこともできます。
毎週土曜日の夜、地元神楽団による「石見神楽」を上演中です。
神楽を同じ目線で見れると大評判の演芸場です。あまり広くない建物で、目の前に大蛇の尻尾がとんできたり、鬼が客席に入ってきたりと、その迫力にきっと圧倒されるでしょう。
細麺の手打ちそばや丼やうどん、定食が安くて美味しいお店です。
店内は、カウンター席と座敷があり16名程度は入れます。